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2014年1月23日 (木)

今度の「都知事選」の構図

同じことの繰り返しになるかも知れませんが、
私は、今度の都知事選の構図を考えるポイントとして、「オールド左右」なる素人丸出しの造語で何が起きているかを分かりやすく示唆したつもりでしたが、
もう少し思想用語、政治用語ふうのものを援用させてもらうなら、
今度の選挙は、大雑把に分けて「リバタリアン側」と「コミュニタリアン側」の対立という構図が期せずして浮かび上がっているのであり、そういう選挙なのだということを、本当はよくよく噛み締めながら考えるべきなのでしょうが、なぜ、きちんとそういうことを指摘する人がいないのか/少ないのか不思議でなりません。
私自身は、自分が低賃金労働者であることを自覚してはいますが、この構図の中にあっては/そういう構図の中の選挙だということに気づいてしまうなら、苦渋の決断ではあったとしても、「リバタリアン側」につくしかないなと思っています。
一方で、では今、「コミュニタリアン」側につく人々とはどのような人々なのでしょうか。
あえて大雑把に、また端的に言いますが、コミュニタリアンの典型が「右翼と左翼」なのです。それがもっとも要点をついた言い方になるのであり、「右翼と左翼」が、コミュニタリアンの典型なのです。
私など、低賃金労働者ですから、左翼か右翼か、どちらかにすがりついておこぼれにあずかろうとしていてもおかしくはないんでしょう、端から見れば。
けれども、もう「右翼とか左翼」じゃあダメだよ、どうしようもないよと、見切りをつけなければ、日本は開放的な場所には出て行けないということは明らかではないでしょうか。
本当は、もはや日本は、樋口陽一がいみじくも述べたように「お金の自由」をとるのか「心の自由」をとるのかで、腰を落ち着けた議論をしている“段階”に達していなければならない。
しかし、現実には、「コミュニタリアン側」が一部の既得権集団を味方につけて、建設的な“段階”に日本が入ることを阻止しようとしている。
その反作用として、「リバタリアン側」も、「お金の自由派」と「心の自由派」が、一時休戦して対抗しなければならなくなっている。
しかも、問題なのは「自民党」という相変わらずの“鵺(ヌエ)”政党であり、「勝ち馬に乗りたい、主流派でいたい」というただそれだけで言うこともやることもどんどん変わっていく、「情緒主義・御都合主義・現世御利益型政党」が、日本政治の意味不明さに拍車をかけてくる。
マスゾエなる人物に、まがりなりにも当面は巨大政党でいられるはずの「自民党」が乗っかるなどという恥さらしをして、恥を恥とも思わずに平然としている……まぁ、これがもっとも“現代日本”のやりきれない正直な姿といえば正直な姿なのでしょうけれども。
人間、やはり「パンのみにて」であり、「パンのみ」ではいかんのではないのでしょうか、ホントウに…。
とにかく、はからずも今度の都知事選では、このような政治的構図が鮮明になってしまいました。
ただ、こういう構図に気付かないまま、とんちんかんな“闘争”を繰り広げている人も当然嫌気がさすほどたくさんいるわけです。
ここがまた、困りもんなのであり、
日本ではもはやジャーナリズムというものが、(あるいは論壇というものが)正常に機能していないから、こういうことになる。
日本の「マスコミ」は典型的な「コミュニタリアン」の側ですからね、だから「右翼と左翼」がまるで闘っているかのような構図を演出したくて仕方がない。
こういう者たちに「言論」が足を引っ張られているようではダメなんです。

けれども、まぁ、実際には、「問題点・争点」はきちんと措定されることもなく、結果的には「現世御利益意味不明御都合主義政党」が漁夫の利を奪うかのように勝利して、外から見れば「何を考えているのか訳の分からない人たちが運営している銭ゲバ国家」と見られバカにされながら、利用されていくことに相成るわけです、わがニッポンは。

「ガンバレ!にっぽん」

……

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