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2014年3月12日 (水)

アーミテージの言うことならお行儀良く聴くらしい安倍“粗暴”政権

通信社系が、年明け以降、しきりにアーミテージにお伺いを立てては、日本国内にその言葉を配信している。
2/28、共同通信が配信したものの要点を私なりにまとめれば次のようになる。
1.安倍の靖国神社参拝は、中国が外交的に利用できるとの観点から反対する。
2.従軍慰安婦問題は、現代の日本の人権保障や日本国民に対する高い国際評価を傷つけている。

自らを有能に見せたくて、自らが焚き付けている国内の跳ねっ返りたちを満足させるためにとっている安倍晋三の言動を、アーミテージは、愚かだと断言しているとみて良いだろう。
アーミテージのみならず、事情を知れば、世界中の大部分の人間が、この人物はいったい何がしたいのかと怪訝に思うのは間違いない。
そういう怪訝の念に対して、いかなる回答を用意するのか。
問題の根っ子にあるのは、「なぜ、アーミテージ程度の人物に、このような正論を吐かれなければならないのか」という問いである。
安倍やその周辺のブレーン気取り、また、それに乗っかって偉ぶりたい跳ねっ返りどもが、この問いから逃げている限り、どんなに「固有性」を主張しようが、ロシアやイランと接近する振りをしてみせようが、「問い」は解消されない。
くだらない者の中には、「米国が民主党政権だから日米関係が悪化するのであり、共和党政権なら違っていた」旨を大っぴらに口走ってイキがる痴れ者すら出現したらしい。
戦後の自称“保守”“右翼”など、所詮はこの程度ということだ。すなわち、アーミテージ程度の人物にたしなめられても、何ら直接的な反論も抗議も出来ない…それが、日本の“保守”だの“右翼”だのを気取っている者の正体なのである。
私は、新春の日本のメディア内に流通する外国人識者の発言を取り上げて行くつもりで、このアーミテージら、いわゆる“ジャパンハンドラーズ”の発言にも言及するつもりでいたが、チョムスキーらの沖縄に関する声明を知るに及んで、くだらない者たちの発言にあえて触れるまでもなくなったと思いなし、捨て置いてしまったが、素人なりに情報を採っていると、結局はこのハンドラーズらの網の中で蠢いている日本政府の姿というものが見えてきて、やはり、一言もの申さずにはいられなくなった。
2/28のアーミテージの発言は、1/5に概略以下のように時事通信が報じたものよりさらに踏み込んだ内容になっている。
1.東アジア域内の緊張について、悲観はしていないが、これまで以上に心配している。
2.日中の争いについて解決は難しい。日本は不測の事態を防ぐ危機管理をしなければならず、弱さを見せてはならない。
3.憲法改正は勧めないが、憲法解釈変更については支持する。
4.TPPが成功裏に妥結すれば、アジア太平洋地域の情勢が一変する。
5.日韓首脳会談を実現させるためには、日本の政治家は朴大統領を当惑させてはならない。

日本国内でイキがりたいがゆえに、“主人”の“助言”には“恭順の意”を示すことを怠らない人々は、1/5の“御託宣”を受けて一生懸命努力したのだろう。
その結果が、2/28の発言だ。
「お前たちのやり方ではダメだ」
“主人”はお冠であり、ダメ出しをしている、しかも分かりやすい「正論」によって。
再掲してみよう。
1.安倍の靖国神社参拝は、中国が外交的に利用できるとの観点から反対する。
2.慰安婦問題は、現代の日本の人権保障や日本国民に対する高い国際評価を傷つけている。

このアーミテージ発言の行間から垣間見える本音は次のようなものだろう。
「我々(ジャパンハンドラーズ)が、ABEに靖国参拝を唆したわけでもなければ、慰安婦問題を自分からほじくりかえせと命令したわけでもない。私は、中国政府に弱さを見せるな、韓国大統領を当惑させるなと言っただけだ。それが、こういう結果になるのは、私の責によるものではなく、日本政府の愚劣な判断によるものだ」
もちろん、これは、私個人の憶測に類するものでしかない。
しかし、通信社を媒介に表に出てきている情報だけでも、ジャパンハンドラーズでさえ呆れ返る日本政治の劣化・粗暴化・粗雑化というものが見えて来ざるを得ない。
安倍の周辺に群がる粗暴な連中は、情報戦にあっていたたまれないほどの敗走を重ねており、しかも、厄介なことに、彼らには負けているという自覚症状すらほとんどないように見える。
アーミテージ程度に詰め寄られて、返答に窮すると、「いや、私たちのせいではなく、朝日新聞がいけないんです、NHKは丸め込んだんですが」だって。
いくら朝日新聞がろくでもないのだとしても、ガキの言い訳など、全世界の大半が聞く耳など持つまい。そういうことが、こういう連中には分からないらしい。
挙げ句の果てには、国会内で内閣法制局長官と共産党議員が口論とか……。
「殿中でござる」じゃないんだからさ、ネトウヨとやらの常套句を援用すれば(笑)、「早く日本から出て行ってくれよ、迷惑だから」

さて、ここにきて、威勢良く「河野談話」の見直しにも踏み込む勢いだった安倍政権が、いや、見直しではなく事実の検証であり、「河野談話」を継承するのは日本政府の揺らぐことのない既定路線だみたいなことを言い始めたようだ。
どうやら「明日、ママがいない」状態にはなりたくなかったようだ。
ここまで幼児性に満ちた、プリンシプルどころか、何の戦略性も戦術性もない行き当たりばったりの対応を見せられたなら……(以下、略)

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